さわやか交流会開催



 去る2011年(平成二十三年)八月二十五日大阪セルロイド会館にて「さわやか交流会2011」が開催されました。今回は夏でもあり、また静岡県の豪雨により新幹線が運休した関係で東京方面の方が出席できなくなるというハプニングがあったために、発表者一名出席者十数名というこじんまりとした感じのものになりましたが、それが逆に和気藹藹とした感じを出していました。

 発表者となりました大井理事は「明治大正とセルロイド製品の沿革と加工」というテーマを話しました。
セルロイドは、御承知の通り明治初年にアメリカのハイアットによって発明され1907年にベークライトが現れるまで唯一の合成樹脂でした。そのため現在各種プラスチックが果たしている役割を総て担当していました。ために大正時代において三千種もの用途に使われていました。全盛期にあたる1934年(昭和九年)が二万五千種です。約十年前の三千という数字は大きいと言えるでしょう。そして十年の間に二万五千にまで成長したというのも驚異的な数字です。

 大井理事の発表後には懇親会となり各人が自己紹介を行いました。先に書きましたように出席者十数名ですから各人とのコミュニケーションは友好的なものがありました。

 次回のカンファレンスは十一月十日を予定しています。今回も数多くの方の出席を仰ぎたいと思います。



松尾 和彦


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