セルロイド交流会開催 |
先ず登壇した三木幹事はセルロイドの金型及び吹き込み成形のビデオを見ながら説明をいたしました。 続いて登壇しました京都セルロイドの川上清史さんは兄の崇さんとともにセルロイド万年筆を手掛けられています。 三番目となりました小野理事は「セルロイドの流通と加工への考察」として、セルロイドが明治時代に玉として加工されていたこと、国産化への道、第一次大戦による輸出市場の変化、流通機構の形成、各種工業組合の形成などについて話しました。 最後の登壇となりました松尾副館長は「生活史におけるセルロイド」として、セルロイドが如何にして生活に密着したものとなっていったか、そのなくてはならなかった存在がどうして各種プラスチックに取って代わられたかを話しました。 各講師の話が終了した後に先日関西興産で見つかりました各種金型及び成型されましたブローチ、腕輪等を展示したところ出席者各位が思わず感嘆の声を挙げました。それもそのはずで、どのようにして成型したのか専門の技術者でも分からないのです。各人とも首をひねっていました。 その後開かれました懇親会では当日がボジョレヌーボーの解禁日だったこともあり、ワインも提供される盛況なものとなりました。 セルロイド研究会では今後も交流会を継続して開催していくつもりでいますので今後ともよろしくお願いします。 |
松尾 和彦 |
【2012年11月15日セミナー発表テキストをご紹介します(PDF)】 |
セルロイド製万年筆の製造 川上 清史氏(株式会社オーグラム・デザイン 取締役) |
セルロイドの流通と加工の変遷考察(大阪) 小野 喜啓氏(セルロイド研究会評議員) |
生活史におけるセルロイド 松尾 和彦氏(セルロイドハウス横浜館副館長) |
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