豆玩舎(おまけや)ZUNZO訪問記


 本年(2014年)は旅行好きで「行ったことがないのは南北両極と北朝鮮、それに天国だけだ」と言っていた宮本順三が天国を旅するようになってから十年目となります。そして来年は生誕百年です。
 宮本順三の人となりにつきましてはサロンの7に書いていますのが、今一度簡単に紹介させていただきます。
「グリコのおまけ」を集められている方も多いかと思いますが、それを考案していたのが宮本順三です。江崎グリコが初めて学卒者を採用することになった1935年(昭和十年)の入社試験で放った言葉は未だに語り草となっています。「採用してください。おまけ係りをやりたいんです」。この一言で江崎利一に気に入られた宮本順三が考案したおまけは実に三千種類にものぼります。

 豆玩舎ZUNZOは宮本順三コレクション館とでも言うべき小さくて親しみのある博物館です。この原点とも言える聖地を先日岩井館長、大井、三木の両理事、松尾副館長が訪問しました。
 旅行好きの宮本順三は各地で人形や玩具を収集してきました。そこからおまけのアイデアが生まれたのです。同館にあるものには共通点があります。それは大きさが小さいということです。これは「小さいことはいいことだ」を信条としていた宮本順三の精神を現したものと言えます。ただし例外もありますことをお伝えしておきます。
 そして忘れてはいけない「グリコのおまけ」も多数展示されていますのでコレクターの方も満足されることでしょう。

 豆玩舎ZUNZOへ行かれた際には展示物を見るのではなく宮本順三に会いに行くという気持ちでいてください。

豆玩舎ZUNZO
577-0803
大阪府東大阪市小阪5-1-21 山三エイトビル3階
開館日:土、日、祝祭日 火〜木は予約制
開館時間:10:00〜17:00
入館料:子供200円 高・大生300円 大人500円
URL http://www.omakeya-zunzo.com/





松尾 和彦


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