去る10月24日、さわやか交流会2014が大阪セルロイド会館において開催されました。当日は好天に恵まれ過去最高の約35名の方が出席されました。
午後三時より始まりました講演会におきましては、最初に登壇された稲田歯ブラシ社長稲田真一様が御自身の経験に基づかれて歯ブラシ産業がどのような経緯をたどって現在に至っているかをユーモアのある話し振りで進められました。
稲田様は関西の歯ブラシ業界の重鎮と言える方で近く叙勲される予定です。
その稲田社長と協力を続けられてきたのが野口勝己様で、歯ブラシの製造過程につきまして講演をされました。長年にわたって実務に携われた方だけあって分かりやすい内容となっていました。
三番目の登壇となりました小野由の小野喜啓会長はセルロイド関係の組合の変遷、東京と大阪での違い、統制時代の話などをされました。
最後の登壇となりました松尾和彦副館長の講演はセルロイド商品の価格はどれぐらいであったか、セルロイド商品は何時頃消えていったかなどについてのものでした。
各人ともに内容のある講演で出席者の方々も満足された様子でした。
講演会終了後に開かれました懇親会では各人が自己紹介するとともにどのようにセルロイドに関わってきたかを述べました。
毎年開かれてきましたさわやか交流会は年とともに内容が充実してきました。また出席者も増え熱気を帯びてきました。来年も本年以上のものとしていく所存でおりますので、関係各位におかれましてはぜひともまたの出席をお願いします。
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